紹興酒の特徴
日本酒の起源は中国の黄酒から麹酒文化の技術が伝来してきたことが発祥とも言われています。 製造工程については同じ並行複式発酵によるもので大変似ています。 私たちと身近なお酒、日本酒と比較することで紹興酒の特徴が理解しやすくなります。 日本酒と紹興酒の大きな違い。 それは日本酒の原料が米であるのに対し、黄酒はもち米(一部地域はその他の穀物)、麹は米に対して麦、そして一番特徴的な違いは紹興酒は醸造完了後、原酒を熟成させた後、数種類をブレンドして完成品になるところです。
黄酒は日本酒やビールに比べ、エキス分になるアミノ酸、糖分、有機酸が多いため、味が粗くなります。そのため味を丸くするために熟成させなければなりません。 熟成は甕に入れて貯蔵し、甕には微細な孔があるため、外気との呼吸が行われ、熟成がよりいっそう促進します。しかし最近では大量生産向けに大型のタンクを利用して貯蔵されるものもあります。 このように熟成されたお酒は直接熟成期間を経て完成品となるわけでなく、そこから幾種かの年代物のお酒をブレンドする事によって味を調整して完成させます。 例えば10年熟成の黄酒をブレンドする時、3年熟成3分:8年熟成3分:12年熟成4分などと各年代ごとの割合を合わせた平均を10年熟成とみなします。ブレンドの割合の出し方は国家規定に基づいた算出法があり、各酒蔵は基準に基づき、メーカー独自のブレンド調合法をいくつも持っています。この作業が最後に黄酒の味の善し悪しを決める重要作業工程です。
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