蘇州の白檀扇子
蘇州の白檀扇子は竹の扇子から変化してきたもので、清朝の末期蘇州の職人が世界で初めて白檀を扇子の材料にした時から、今までもう80年余りの歴史があります。白檀は持ち香りがある木材で、中国で少ないので、東南アジアから輸入されたものがとても多い。扇子の骨の部分には 糸のこで切り抜いた切り絵があるし、電気ゴテで山水、人物、花鳥、動物などを焼き付けた焼き絵があるため、日用品として使える上に、工芸美術品のように飾り物として使ってもいい。精緻で、可愛らしくて、奇麗な白檀扇子を手に一本握って扇げば芳しい香りがすぐ四方にみなぎるので、現れてから女性に愛用されるものになりました。夏が過ぎると着物類と一緒に箱にしまえば、虫除けの役割を果たすこともできます。近年来、蘇州の白檀扇子工場はたくさんの珍品を開発してきました。その中には、長さ60センチしかない、中国一の「十二金叉遊春図」という白檀扇子があます。扇面には密画の画法で古典名作“紅楼夢”の中の12名の侍女と主人公宝玉らが大観園で春景を楽しむ場面をいきいきと描き、中国工芸美術珍品という美称を獲得しました。今蘇州の白檀扇子はもう中国民間工芸品の代表の一つとして国内外の人々に注目させています。
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