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現代刺繍

    現代蘇州の刺繍は数千年の発展を経ち、代々の腕のよい工芸美術家の工夫に工夫を重ねた努力のお陰で、今テクニックが繊細で、秀麗で味わいが深い独特の風格と地方色ができあげました。刺繍の種類には もとの片面の刺繍と両面刺繍のほか、また新しく開発した両面に色、模様、刺し方が全然違うとの両面異繍があります。

1986年 イギリス女王エルサペス二世が中国を訪問した時、当時の国家主席李先念は一幅刺繍した肖像を送ったことがあります。女王はこの刺繍作品に向かって自分の顔立ちを見てびっくりして喜びました。長さ68センチ、高さ54センチで、頭にクラウンを被り、首にネックレスを掛け、肩にリボンを掛けたこの刺繍肖像はつまり蘇州刺繍研究所の刺繍名家が数ヶ月の時間を掛け、10種類の刺し方を用い、1000以上の色糸を使って入念に刺繍して出来上がったものです。

蘇州の両面刺繍の伝統的な製品は猫と金魚です。20種類余りの色糸で刺繍され目の目差しが鋭く、透き通って炯々と輝いており、シルクの生地に刺繍された毛もふさふさとして、光沢を持ち、質感に溢れている可愛い猫ちゃんは今にも動き出しそうな躍動感を見る人に与えています。

    金魚の尾鰭は細さわずか髪の毛と同じような糸の1/48で刺されたので、水の中で戯れている何匹の金魚の様々な姿態をいきいきと描かれ、写真、絵じゃないけれど、それに比べてもいささかの遜色もない上、それよりずっと素晴らしいんです。だから、1986年ブルガリア第六回プロフヂィフ国際春季博覧会と第56回ポーランドのポズナン国際博覧会でそれぞれが金メダルを獲得しました。

    両面異繍の作品は[金糸猿と狆]で、つまり一面に可愛い金糸猿が刺繍され、また一面に銀色の狆が刺繍されており、この二匹の全く違う動物が一枚の蝉のような薄いシルクに両面同時に刺繍され、今、外国人に「東方の絶品」と呼ばれた一方、蘇州の両面異繍の代表にもなりました。

     近年来 新しく装飾された新居の壁に山水、人物等の内容を主にする片面刺繍を掛けており、大きな空間を奇麗な刺繍屏風で食堂と応接間に仕切られることも多くなっていきます。蘇州の刺繍は工芸美術品の外に日用品に幅広く利用されています。北京の人民大会堂が蘇州の刺繍した100余りのカーテンと暖簾をつかっています。また 庶民のよく使う枕カバー、ハンカチ、テーブル掛け、シャツなどに現代風格に富む図案を刺繍されることもブームになってよく見えます。刺繍は私たちの生活の一部分になりました。

 

 
 

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