中国茶の茶葉にはカルシウムやカリウム、鉄、カロテンなどが豊富です。そして抽出されたお茶には、おもにカフェイン、タンニンの一種のカテキン、ポリフェノールなどが含まれています。この内カフェインには、中枢神経を刺激して目をさまさせたり、気持ちを高揚させる働きがあるほか、胃液の分泌(ぶんぴつ)促進、体脂肪の燃焼促進、利尿、強心にも有効。一方、カテキンには抗菌、解毒、止血、消炎などの働きがあります。そして、もっとも注目したいのが、ポリフェノールと呼ばれる、特有の健康成分の働きです。ポリフェノールは、その名のとおり、お茶に、とくに多く含まれている。その働きは、血中の中性脂肪やコレステロールの減少、発がん物質や活性酸素の悪影響の防止、食べものの脂肪分の吸着・排泄(はいせつ)、肌の皮脂量調整と保水能力の向上など、多岐にわたっています。