座席の種類
座席の種類には大きく分けて以下の種類がある。
硬座(硬座)
・最も安い座席。
・座り心地は悪く文字通り硬い。
・車両によっては軟座並みの座席もある。
・基本はボックス席。
・夜間の乗車は注意が必要。
・日本の指定席に相当する。
軟座(软座)
・座り心地は良い。
・通常は昼間運行される路線に限定される。
・比較的裕福な人たちが利用。
・日本のグリーン車に相当する。
・列車によっては一等軟座、二等軟座がある。
一等座席
・D列車(和諧号)に採用されている座席。
・日本の新幹線のグリーン席に相当。
二等座席
・D列車(和諧号)に採用されている座席。
・日本の新幹線の指定席に相当。
硬臥(硬Γ憶概瓜)
・3段ベットになっている。
・仕切りやカーテンはない。
・人気が高く売り切れの場合がある。
・料金設定は上段(上Γ蓋嘘源)が一番安く、下段(下Γ蓋嘘源)が一番高い。
・乗車すると切符をΓ乙幹音票Γ概祁兄と交換して下車駅が近づくと車掌さんがΓ乙幹音票Γ概祁兄を切符に交換しに来る。これのおかげで寝過ごすことはない。
・日本のB寝台に相当する。
軟臥(软卧)
・2段ベットが2つの定員4人のコンパートメント。
・料金は硬臥の約2倍。
・料金は上段(上Γ蓋嘘源)が安く、下段(下Γ蓋嘘源)が高い。
・利用客が少なく車内は静か。
・主に富裕層と外国人が利用。
・日本のA寝台に相当する。
高包(高包)
・定員1人もしくは2人の個室寝台
・一部の列車に限定されている。
・富裕層、ビジネスマンと外国人が主に利用。
無座(无座)
・硬座の立ち席券。良くいえば自由席券。
・主に民工の人たちが購入している。
・無座切符を乱発されると車内は大変なことに・・・。
・無座切符が乱発されなくてもどこからともなく切符の無い民工が乗り込んでくる。
・無座の緑皮車を「民工Γ涯訓飴」と呼んでいる乗客もいる
・経験上、無座の利用は避けた方がよいです
空調と非空調
中国では列車に空調が付いているかいないかでも料金が大きく変わってきます。どれぐらい違うかというと倍近くの金額違います。といっても、最近はほとんどの列車には空調が付いています。非空調の列車のほとんどが普通快速列車と普通慢車です。残りはK列車とN列車の一部だけです。
非空調は貧乏旅行には最適
非空調の列車の魅力は何といっても料金の安さです。長距離の移動ではその違いがはっきりと現れます。これはバックパッカーにとっては無視できません。しかし、最近は非空調の旧型車両は次々と引退しており数が少なくなってきています。とりあえず非空調の特徴を以下に挙げてみました。
非空調列車の特徴
・料金が安い(長距離になればなるほどその安さが分かる)
・夏は車内が蒸し風呂状態で灼熱地獄
・暖房は付いているので冬は何とか大丈夫
・空調が無いので天井が高い
・車両は旧型車両
まあ、夏場は地獄です。実際夏場でなくても地獄です。5月に太原から平遥まで非空調のA列車に乗車しましたが車内はサウナでした。お金のある方は無理せずに空調のある列車を利用してください。
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